HP JAPAN WOMEN‘S OPEN TENNIS 2011 大会第8日目 10月15日 大会報告
前日からの雨で試合の開催が危ぶまれましたが、どうにか予定通りスタートしました。しかし、雨との戦いが試合進行上数度ありましたが、観客の皆様は雨が上がるのを辛抱強く待っていただき、江坂テニスセンターに移動する最後までご観戦いただきました。
本日の主な試合報告をいたします。
マリオン・バルトリ選手(フランス) 62.61 森田あゆみ選手
試合前から激しいラリーの応酬を予測した通り、共に、フォア・バック両手打ちのプレースタイル。
森田選手のサーブで開始。いきなりバルトリ選手を左右に揺さぶりをかけてポイントを先取したが、巧みなボールの配置で1-0とバルトリ選手に。続くバルトリ選手はサーブをキープして2-0。一息入れたのか森田選手は40-0からフォアのクロスを決めて2-1に。バルトリ選手は鋭いサーブを連発して3-1。森田選手も盛り返して3-2。バルトリ選手の調子が上がり4-2。次のゲームは互いに激しい打ち合いとなったがパワーに深さが加わり森田選手はポイントを失った。5-2。ニューボール・チェンジでバルトリ選手のサーブ。リターンしようとする森田選手は動けないほどコースに突き刺すサーブ。6-2でバルトリ選手に。
第二セット。同様のラリーの応酬が続くもののポイントを手中にできない森田選手。4-0にされる。ここで、降雨のためにサスペンド。再開後もスタートから見られた両手から繰り出すパワーストロークに丁寧で素早いコートカバリングで対応するバルトリ選手が勝利を導いた。このカバリングによって打球方向とボールの高さを一定している。前後左右に走らされてボールを打ち返すだけでなく。バルトリ選手は常に肩口からのボールをコート深く叩きつけるのが信条。だから切れ味があるテニスが生まれると思う。森田選手ももうこの域に達しようとしている。さらにランクが上がることを約束できるのではないだろうか。
世界のトップに比肩をとらないショットが連発できるのだから。
サマンサ・ストーサ選手(オーストラリア) 62.63 シャネル・シェパーズ選手(南アフリカ)
ストーサ選手のゲームは「面白い」。「楽しい」。「ためになる」。観客から拾った言葉だ。その通り。いろいろなショットを見せてくれる。ご承知の通り、特にサーブとフォアハンドのダウンザラインは世界トップ10のトップに位置するだろう。そのすごさはこの対戦のデーターから知ることができる。ファーストサーブの確率は、ストーサ選手74%、シェパーズ選手51%。ファーストサーブによるポイント得点率はストーサ選手が77%、シェパーズ選手は57%。セカンドサーブでは、71%対52%。また、リータンによる得点率は、ファーストサーブに対して43%対23%。セカンドサーブに対して48%対29%。ブレークポイント率となると、33%対0%となっている。圧倒的な両者の差がみられる。ゲームの見どころは降雨サスペンド後、ストーサ選手4-1リードからの再開後に見られた。シェパーズ選手はデュースを繰り返して1ゲームを取り返して4-2に。次はストーサ選手のサービスゲーム。ここで見せてくれたのは、スライスのバックハンドによる弾道を低く深いストロークをコート左右に散らすショットだ。デリケートなタッチながらもボールはコート深くやってくる。シェパーズ選手は膝をコートにすりつけるほど姿勢を低くして対応する。そして、浮いてきたボールをストーサ選手は肩の高さからフォアハンドのトップスピンでインサイドアウト(逆クロス)に獲物をしとめるように容赦なく打ち放つ。
ストロークでボールを自在に操り、キックサーブとトップスピンの効いたフォアハンドで着事後のボールの高さで相手を翻弄するストーサ・スタイルの出来上がりだ。シャパーズ選手は5-3まで持ち込んだが、続くゲームをストーサ選手は丁寧にサーブでコーナーを打ち分けて6-3とした。
鄭 潔選手(中国) 06 75 63 ぺトラ・チエトコフスカ選手(チェコ)
第一セットはあっさりとチェトコフスカ選手が6-0と先行した。セカンドセットの途中からコートをセンターコートに移して続行。そのまま鄭選手は引き離されると思われたが、ストローク戦でポイントを重ね、素早くコートを走りまくり5-5に。チェトコフスカ選手がミスを重ねて7-5と鄭選手に。ファイナルセット、鄭選手が3-2とリードしたところで雨天のため試合会場を江坂テニスセンターに移動して行った。早いサーフェスでスピードあるストローク戦を鄭選手が6-3で制した。
続いて江坂テニスセンターではダブルス準決勝、クルム伊達/張 帥選手ペアー 63 63 ヤミラ・ガイドソバ/アンゲリック・ケルバー選手ペアとの対戦が行われた。
張選手のサーブでスタート。1-0でクルム伊達・張選手ペアーがキープした。ガイドソバ選手がサーブキープで1-1。互いにキープしながら4-3でクルム伊達・張ペアーがリード。第8ゲーム、ケルバー選手のサーブをブレークして5-3に。ここからクルム伊達・張ペアーは相手の強打するストロークをそれ以上に打ち返すぐらいの気迫がみなぎっていた。コートサーフェスの速さもなんのその、互いに激しい応酬に終始したが、やはり、今日もクルム伊達選手のゲームリードがその後の第二セットにも大きく影響した。張選手のサーブもスピードの波に乗る。6-3。
続く、第二セットは挽回を試みるガイドソバ・ケルバー選手ペア。互いにサービスブレイクを重ねて3-2でクルム伊達・張選手ペアがリード。次に張選手がサービスキープして4-2。相手ペアは押し返し4-3に。クルム伊達選手はペース最高潮。5-3でリード。そのまま最終ゲームを奪い6-3で終えた。








